明日28日にいよいよ新規格No.5のチップと対応ダーツが発売になります。
22日にその試投用ダーツをいただき、22日~26日まで使ってみた感想と、何故新規格のチップ登場するのかってところをまとめてみたいと思います。
先ずはメーカーのHPよりNo.5の説明を
【L-Style】
対応バレル:No.5タイプのバレル全種類
■商品説明
NIPPON発、新規格を世界へ
新規格"No.5"(ナンバーファイブ)とは?
「MONSTER DARTS / L-style」 との共同開発で完成した新規格のバレル用ティップです。
■主な特徴
"No.5"は、"2BA"チップと比較するとネジ直径は、約1.6mm 細くなり バレルの加工は、SLEEKに近い構造となるため同様の前重心タイプのバレルになります。 これによりバレルの軌道は、"2BA"と比較すると直進的な飛び方をして矢速を上げます。
また、チップの形状をスリム化することが可能となりましたので、バレルとの接続部分も 滑らかな一体形状に近づけとができます。 これによりグルーピング時の干渉により起こる「弾き」効果を軽減させます。
"No.5"が登場したことにより、バレル選びの選択肢とセッティング幅が広がり、 よりマッチングの良いダーツ選び、カスタマイズが可能となりました。
■スペック
商品名 表記 ナンバーファイブ (日本語) | No.5(英語)
全長 23.2mm
重量 0.19g
最大径 2.8mm
製造国 日本
【MONSTER DARTS】
MONSTER DARTS No.5とは
新規格“No.5”(ナンバーファイブ)とは、MONSTER BARRELS DESIGNとL-styleの共同開発で完成 した新規格のバレルとチップです。
こちらの主な特徴としましては以下の通りとなっております。
■バレルとチップの接地面最小径が2BA(5.8mm)・SLEEK(4.6mm)と比較してもNo.5が最小径(4.5mm)となっておりますのでデザインの幅が広がり機能面も優れたタイプとなっております。
先端が細い 分グルーピングの向上にもつながります。
■基本的にはバレルデザインによりSLEEKとSTEELに近い前重心となっております。
■SLEEKタイプはチップ側にネジ部分が出ておりますが、No.5は2BAのようにチップ側の内径に雌ネジ がありますので、2BAからNo.5へ違和感が少なく移行できます。
■No.5チップはスリムな形状となっておりますが、強度も高くボードにもしっかり刺さるようになっております。
■SLEEKでのスピゴットの抜ける不具合が無くなるので製品的に安定したものに仕上がっています。
ということです。
最大のポイントは次の2つでしょう。
・フロントが細く出来てグルーピングに有利&デザインの幅が広がる
・前重心にしやすい
その辺をふまえて、OGREⅢとGHOSTⅣの試投用ダーツが届きましたが、今回はOGREⅢを5日間使ってみました。
普段からバレルの商品ページを作る時はウォーミングアップをしてから新商品を投げるのですが、そのウォーミングアップ用に事務所で投げているのがOGREⅢ 2BAですから使い慣れたダーツってわけですね。
OGRE No.5を握ってみると2BAとかなり印象が違います。
フロントが細くなっている為、フロントに中指をかける私には全く別のダーツと思うほど。
普段ストレートダーツを使っていて、指をフロントにかける人には慣れが必要でしょうね。
SLEEKも含めて投げ比べてみたんですが、グリップ感以外の違いはあまり感じませんでしたね。
普段からあまり重心が気にならない(極端な前重心以外)ので、多少の重心差は投げていてわかりませんでした。
B2なんですみません。
このチップの効果を感じたのが3 in the Blackの時。
2本のダーツが隣り合った穴に入った時、お互いのバレルの先端が干渉して開き、フライト部分は大きくひらくじゃないですか。
その開きが非常に狭いんですよ。
3本目が今迄以上に投げやすかったですね。
気分的にも3本目が投げやすく、3 in the Blackも出やすくなるんじゃないかと思います。
グルーピングした時にも有利でしょうが、その後のダーツを投げる時の気分的にも有利じゃないかと思います。
5日間のうちIMA-GINEの休みが1日あり、その日は投げていませんので実際には4日間ですが、山梨のMonkey Rotten Cafeとの交流戦でもこのダーツを使用し、その後のハウストーナメントにも使用しました。
その間に交換したTipは3本。
普段からLip Pointを使っているので、交換回数的には同じくらいじゃないかと思います。
細いので曲がる事を心配したのですが、その辺も特に気にはなりませんでした。
やっぱりグルーピングに有利って部分のメリットは大きいですね。
細かいですがいくつかデメリットも書いておきますか。
現状のようにテイップ側No.5、シャフト側2BAだとNo.5のメリットを活かしたストレートダーツが作れない。
また、ストレートダーツを使う人の中には、カットの位置の関係からバレルの前後を逆にして使う人がいますが、その逆付けが出来ない。
No.5規格のシャフトとかも出てしまうんですかね?
そうすると逆付けも可能ですが、あまりメリットはないか(笑)
それから店的に言わせてもらうと、商品数が増えますね...
ただでさえ、日本はメーカー数が多く商品数も凄く有るのに...
売る時にお客様にも「このダーツはこのチップしか使えません」と説明が増えますねえ。
ともかく、No.5規格のダーツですが他社も来年以降追従するようで今後も商品数が増えるようです。
そして最後に、何故今No.5なのか?
ここからは全て私の想像です。
世界戦略を考えての事かなあと。
非常に普及している2BAですが、バランスやデザイン面でマイナスを抱えているのも確かです。
では、AcuteやSLEEKといった4BAのダーツは?
2BAに比べスティールダーツに近いバランスで、非常にメリットの多い規格です。
日本では4BAと現在呼んでいますが、正しくはM3規格のダーツとなります。
このM3規格ですが、海外では既に特許が取られています。
これをそのままヨーロッパやアメリカで売る事は難しいんじゃないでしょうか?
日本で現在販売している事に関してはどうなんでしょうね?
この辺の法律の事はわからないので、あくまでも推測です。
MONSTERがイギリスに乗り込むにあたり、SLEEKに変わるマイナスの少ないMade in Japanの規格が欲しかったってところではないでしょうか。
違ったらごめんなさい。
MONSTERのイギリスでの販売や、来年のQスクールに選手を送り込む話も出ているようです。
その辺とリンクさせての新規格ではないかと思います。
日本のダーツが世界中で売られてトップブランドになったら、日本人としてそれは嬉しいですね。
他メーカーも作る事を計画していますし、グルーピングに有利なのは間違いないですから、ソフトダーツのプロはこの規格のダーツに乗り換えることが予想されますね。
迷っている方は是非一度使ってみて欲しい、出来の良いMade in Japanの規格です。
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