20日はPDCチャレンジ西日本予選の応援に行ってきました。
PDCチャレンジには私の会社でもスポンサーとして協力しています。
世界の最高峰であるPDC World Darts Championshipに日本人が出られるチャンスは現状これしか無い状況ですから、選手にも頑張って欲しいし我々も応援をしていかないと。
19日の夜行バスにのり朝7時に大阪に。
電車で三宮まで来て生田神社にお参りを。
その後朝食を食べてポートライナーで会場に向かいます。
大会会場の駅はポートターミナル駅。
ここの階段は非常に長いんですよね。
階段を降りていると前を歩いていた野島選手が、大きな荷物で階段を降りれずにいるお爺さんに声をかけ荷物を下ろしてあげていました。
試合前のピリピリしている状況でこんな事が出来る人って凄いなあと本当に思いましたね。
自分だったらスルーしちゃったと思います。
野島選手をこれから応援していこうと思いましたね。
会場に入るとみんなアップしていました。
なかなか豪華なメンバーですよ。
見るだけで楽しそうです。
清水浩明は廣内龍介・冬頭厚司・松本康寿・山本信博と同じラウンドロビン。
グリコと山本選手のどちらかに勝たないと予選は抜けられないなと思っていたんですが、最初の試合を見ただけで大丈夫だろうと安心しました。
昨年のワールドカップの辺りから良くなかったんですが、D-CROWN沖縄前後から上向いているようで、この日はしっかり調整してきていましたね。
予選は山本選手に1レッグ取られただけで1位通過。
運が良かったのが後半の2試合がグリコと山本選手とで、決勝トーナメントに向けてギアを上げながら投げられましたね。
予選を見ていて調子が良さそうだったのが勝見翔・小野恵太・仁木匠・東田臣。
この辺の選手とは対戦したくないなあと思っていました。
そして決勝トーナメント。
清水浩明の初戦の相手は野島伶支。
あ、朝は応援しようと思いましたがこの時ばかりはしません。
ごめんなさいm(_ _)m
この試合は清水がきっちり入れて3-0で勝利。
二回戦は東田臣と。
嫌だなあ。
たぶん両選手共に「嫌な相手」と思っているんじゃないかな。
ここ2年ほどは事ある毎に大事な場面で対戦があるんですよね。
入らない可能性も有ると思いながら見ていると、両者共に緊張が増し心拍数が上がっているのか微妙に入らないんですよね。
厳しい凌ぎ合いの末、5レッグ目を清水が拾って何とか勝利。
いつもこのパターンの苦しい勝利なんですよね。
見ていてヒリヒリする試合。
でも負けた方は一番悔しい負けだと思います。
ここでBEST8。
あと一つ勝つとFinalへの切符を手にします。
対戦相手は竹内淳。
World Mastersにも一緒に行っていて好きな選手ですし、ここ2年ほど苦しんでいるのも知っているので応援したいんですが、ここは清水を応援です。
最近2年くらいは清水がほとんど勝っていて、その前はほとんど竹内淳が勝っている状況。
2年前のJAPAN OPENの対戦から立場が変わったように思います。
1レッグ目を清水が拾うと竹内がいいダーツで2レッグ目を。
3・4と清水がいいダーツで取ると、5レッグ目で竹内のギアが上がったかのようにいいダーツでブレイク。
6レッグ目は竹内が180・180と連発します。
9ダーツはなりませんが、11ダーツでキープして3-3に。
正直なところこの6レッグ目の取られ方で清水の負けを覚悟しました。
ここしばらくの竹内選手の負けるパターンだと、凄いダーツをして勝ちが見えた瞬間に焦ってダブルが入らなくなるように思うんです。
この6レッグ目では180を2回出して心拍数も上がっているのに、7本目は外しましたがその後はきっちりと11ダーツで決めていますから7レッグ目も入ると思ったんですよ。
清水の先攻で7レッグ目はスタート。
100点でスタートすると竹内は140点。
やっぱりちゃんと入れてきます。
15本投げて残りが清水121と竹内60。
121を決めないとほぼ負けです。
1本目はT20にわずかに外れS20、2本目がT17へ、3本目は見事にD-BULLへ。
清水浩明の勝利です。
嬉しいんだけどちょっと複雑な気持ちにもなりましたね。
個人的な意見を書かせてもらうと、竹内選手は非常に真面目でいいんですが自分に対するネガティブなイメージが有り過ぎると思うんですよね。
ミスした事なんか忘れちゃうくらいの図々しさ。
「自分が一番強い」と思えば、彼だったら直ぐに一番になれちゃうと思うんだけどなあ。
マイナス要素は頭の中にあっていいい事無いですし、それ自体が自分に対する言い訳になってしまうと思うんですよね。
あそこで121を決めなかったらこの日の竹内選手だったら2本で決めたでしょうね。
強かった時の雰囲気が戻ってきているように思いました。
逆に清水は腰が低いですが、実は図々しいですよ。
クリケットの戦略を見ていてもわかりますが、自分なら出来ると思いながら敢えて難しい戦略をしたりしますよね。
相手の事以上にどうやったら自分が気持ちよく投げられるかが優先です。
彼の性格がわかるまでは攻め方も注意したりしていましたが、性格がわかってからは注意する必要もなくなりましたね。
負けた時は自分が一番理由をわかっているでしょうし。
ともかく凄い試合でした。
その後は順位を決める為の試合を。
初戦が仁木匠戦で4-3で拾って勝利。
決勝が勝見翔とですが、4-0で敗戦。
正直に言って最後の試合はプレッシャーもかかっていませんし、二人の今の実力差が出たと思います。
もちろんプレッシャーの掛かる場面でも同じようになったとは思いませんが、ノンプレッシャーだと多少の差はあるでしょうね。
それを如何にして9月30日までに逆転させるかです。
それにしても男子のレベルは非常に上がりましたね。
1年目の西日本予選以外はPDCチャレンジの全ての大会を見ていますが、3年前の1回目に比べると本当に雲泥の差です。
1回目の頃は「18ダーツを目標にして最悪21ダーツでいけば勝てるよ」なんて清水とは話していて、昨年は「15ダーツ狙いの18ダーツでまとめていけば」なんて話していました。
それが今回はそれだと相手によっては足りない印象ですね。
「9本で上がり目を出して、12ダーツトライをしながら15ダーツでしっかり。18ダーツまでチャンスがまわってきたら確実に取ろう」
くらいの意識が必要な試合も結構見られました。
これが常に出来ればPDCでも相手によっては勝ち上がれるでしょうし、WDFでも結果が出るかもしれませんね。
楽しみです。
女子の方は停滞って感じでしたね。
小峯尚子・大内麻由美・大久保亜由美が居ないとこんなにも違うのかと。
WORLD MASTERSとWORLD CUPを現地で見て、女子は世界チャンピオンにもう少しで手が届くんじゃないかと思っているので残念です。
この日浅野ゆかりさんが調子が悪かっただけに、新しい選手に出てきて欲しかったんですけどね。
みんな頑張っているのはわかるんですが、なんとなく「女子としては」が付いちゃう印象。
ゆかりさんは相手が男子だろうが誰だろうが「負けたら悔しいい!」と言うと思うんですよ。
小峯尚子も。
自分の限界を自分で決めていないし、枠決めもしていないし、それが全ての言い訳になる事を知っていると思うんです。
「地元では」とか「日本」とか「女子」なんて小さい事言わずに、一番目指して頑張って欲しいですね。
この日行く前は、化けたら面白いなと一人注目していた選手がいたので残念でした。
浅野ゆかりさんは大きな敵2人と戦っていましたね。
この日は調子が悪くそれでも自分の立場をわかっているから、「良かった時の自分」のイメージと戦っていましたね。
それともう一人は「小峯尚子」。
昨年の西日本予選で彼女が1レッグも落とさずに優勝しているんです。
それを意識していたようですね。
ゆかりさんは普段小峯尚子の事を可愛がっていますし、彼女の方も慕っています。
それでも選手としてはライバルとして強く意識しているんじゃないでしょうか?
それだけにこの日の内容は悔しかったようです。
でも、ゆかりさんの事ですから、次のD-CROWNにはまた凄いダーツを見せてくれるんじゃないかな。
昨年の中盤くらいに言っていた「最近練習しているからダーツ入るのよ。ダーツ楽しいね。」なんて、また言ってくれると思います。
でもあくまでもこれは予選なんですよね。
Finalを勝たないと世界は無いんです。
清水には頑張って欲しいですね。
翌日生田神社にFinalの必勝祈願をしてきました。
昨年は予選の翌日お礼参りに行って失敗したので、今年はFinal後にお礼参りに行きたいと思います。
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