実は最近どうしても手に入れたい物が有ったんですよね。
PDJの翌日、新宿高島屋をアッキーとブラブラしていると目に入ってしまったんです。
ショーウィンドウの前で動けなくなり、先に行くアッキーを呼び止める。
戻ってきて同じくウインドーを覗き込み、「おっ、いいじゃん」と言い中に入るアッキー。
私一人では正直入る勇気は有りませんでした。
店構えからして高そうですし。
今までブランド物は興味無かったし。
平気で入れるのが凄いなあと思いながら、恐る恐る付いて行くわけです。
この時点ではブランド名も、どんな店なのかも知りません。
私の目に付いたのはカービングが施され、怪しげな色に輝く茶色の鞄でした。
何故に革の鞄が輝くのか?
それが一番の謎でした。
中に入ると鞄以外にも靴やアクセサリー類が、いかにも高級そうにちょっとだけ並べられています。
しかもそのほとんどが今まで見てきた革とは違う色で輝いている。
ビクビクする私を他所に物色をするアッキー。
「うわーいいなあ。」
彼はこの空間は全く平気なのか?
恐る恐る店員さんに最初に目にとまった鞄の価格をたずねてみる。
返ってきた答えは、私が今まで手にした事の無い鞄の価格だった。
高いだろうからと想像した金額の約倍。
まあ、ブランド物に全く興味が無く、免疫の無い自分が悪いだけなんですが。
ともかくその時点でシュンとなるわけです。
アッキーは「流石にいい値段するね」と一言。
しばらくその鞄の前で固まっていると、
「IMA-NOさん、これなら買えそうだよ」と呼ぶ。
カウンターに呼ばれ行くとそこには財布やキーケース等の小物類が。
色も黒や茶色だけでなく赤や青も。
それが均一に染められているのではなく、むらがあるように不思議な感じに染められ輝いている。
これもいい。
いや、これなら買えそうだ。
二つ折りの財布の価格を訊く。
ヴィトン等有名ブランドの財布とほとんどかわらない。
悩む。
ワゴンセールや結婚式でもらうカタログから選んできた財布ともおさらばだ!
とも考えたんですが、2日前に伊勢丹でメンズの大きいサイズのバーゲンがあり、
まとめ買いをしていた後だったんですよね。
革の事や色の事など色々説明を聴き、結局あきらめて帰る事に。
松本に戻ってからネットで調べるわけです。
ブランド名はベルルッティ(Berluti)。
1985年創業で靴の宝石と呼ばれるブランド。
靴は完全にスルーしていましたが、靴のブランドだったんですね。
フランソワ・トリュフォー、アンディー・ウォーホル、イブ・サンローランらも愛用したブランドで、
ベネチアン・レザーと呼ばれる上質な革を使い、
パティーヌと呼ばれる芸術的な透明感の有るベルルッティ独自の色付け技法により、
宝石のような美しさを出しているんだとか。
鞄や小物は靴をオーダーしたお客様の要望で、特別に作っていた物を10年位前から一般にも販売するようになったんだとか。
靴ですか。
ただ、オーダーメイドの靴は私なんかの平民が履けるような価格ではない。
軽自動車の新車が買えそうです。
既製品にしても買う事は出来ても、私なんかにはちょっと外で履くのはためらいが出そうな価格。(じゃあどこで履くんだ?)
気を取り直し財布を見る。
店では二つ折りしか目に入らなかったが、次に買うのは長財布と考えていたんですよ。
舞い上がって買わなくて良かった。
ネットで安売りしている店が無いかチェック。
直営店でしか販売していなく、ネットの通販やディスカウントしている店もほとんど無い。
まああまり他人も持っていない事だし、もう一度行って長財布を見て決めようと決意を。
その分仕事を頑張ろうと思うわけです。
まあ頑張っても給料が上がるわけではないんですが。
ともかく仕事も今迄通り頑張りDJO東京の為、東京に向かった土曜日に新宿高島屋へ。
普段なら新宿駅に着くと伊勢丹の地価食料品売り場に向かう私も、一目散に高島屋へ。
店の前に立ち、ショーウィンドウから中を覗き込むと、いかにも社長風の紳士が奥様とともに買い物をなさっている。
Blogの言葉遣いも変わるくらいに、いかにもな方が中に居るわけです。
え~、私には入れません。
そのまま1階を1周して戻る。
まだその方々はおられるわけです。
やっぱり入れません。
あきらめて地価の食品売り場に。
食品売り場は、気持ちがいいですね。
緊張しなくて。
食べ物がいっぱい有るし。
20分ほどIMA-GINE用の買い物をしていると、
中学生の頃好きな女の子の家の前まで行って、何も出来ずに帰ってきた事を思い出しました。
まさにそんな状態ですね。
情けねえなあ、オイ。
意を決して再度店の前に。
丁度先程のご夫婦が帰られた所でした。
店員さんと目が合ったのでそのまま中に滑り込む。
第一段階は終了です。
ともかく挙動不審と思われないように行動をする。
それが挙動不審だと冷静になるとわかるんですが、その時にはそんな余裕も無いんですよ。
虚ろな瞳で色々見るんですが、よくわかんない状態。
そこへ店員さんが声をかけてくれる。
「長財布を見たいのですが」
いやー、頑張って言えました。
第二段階もなんとかクリアですね。
長財布も種類があり、二つ折りも出してもらい、財布と小物入れが一緒になっていて、非常に格好の良いハンドバッグ風の物有り迷う。
出たばかりの小銭入れも付いた長財布か、バッグ風のかっちょういい奴の2つに絞り込んだ。
先ずは長財布の価格を訊ねる。
「た、たけえ」
小銭入れが付いただけなのだが、ネットで調べてきた物よりもかなり高い。
その差で菊寿司2回は行けそうだ。
バッグ風の方の価格も訊ねる。
「いや、それは無理」
そんな価格でした。
財布価格ではなく、ハンドバッグ価格でしたね。
革の量で。
必然的に長財布に決まる。
カリグラフィを施した長財布で、色は色々迷ってブルーにパティーヌしてもらう事に。
現金で買えるはずも無く、カードで決済をしている間ソファーに座ってお客様カードに記入を。
書き終わると女性の店員さんがやってきて、
「靴は普段どちらを?」
「決まってないです...」
「靴に足を入れてみますか?」
オイオイ、そんな事したら靴まで買っちまうだろ。
「足を入れたら買ってしまう魔法にかかっちゃうんで、今日は入れません。」
と丁重なんだか冗談なんだかわかんない本音でお断り。
それにしても、車と家電品と食べ物以外で高価な物を買うなんて事は本当に無い。
基本的に食べ物には贅沢だが、それ以外の部分ではあまりお金を使わない生活をしている。
まあ、自分から自分への、誕生日プレゼント&クリスマスプレゼントだと思えばいい。
それが、色を染めてもらう関係上、2週間ほどかかるらしい。
お届け予定日は1月2日。
お年玉を自分にあげたようなものか。
そんなわけで、松本に戻ってからも仕事を頑張っている今日この頃です。
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